それはあるひ突然のこと。
いつも自分を可愛がってくれるご主人が、初めてこの部屋に他の人を連れてきたの。
ビックリした私は、さっきまでいた机の下からタンスの上までジャンプして
目をほそめてじろじろ見下ろしてやったわ。あれは女ね。
「こっち見てますね・・」
「やっぱり初めて会う人にはすごい警戒心ですね」
あの人と、あの女!なんか仲良さそうに向かい合って笑ってるの!
手もつないでる!あんなうれしそうな笑い顔、私には向けないのに!
「何度も来れば、きっと懐いてくれますよ」
「何度も?」
「うん。だから、いっぱい来てくださいね」
仲良さそうにあの人は女のに頬擦りするの。
私だって、いつもあの人にやってあげてる事よ!
「貴文さん・・家に着いたらすごい引っ付いてくるね」
「ダメですか?」
「ううん、ダメじゃないです」
ダメ!そんな女を胸に抱かないで!
だめだめだめ!そこは私の場所なの!
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